2010年10月26日火曜日

98歳の新藤兼人監督の「一枚のハガキ」


東京国際映画祭のコンペティション部門の

日本代表作品に新藤兼人監督の

「一枚のハガキ」が。


98歳でいまなお、映画を撮る続けている監督。

その姿に感動しますね。

最近の新藤監督は戦争と平和を一つのテーマにしている。


今回の作品は監督にとって、最後のメッセージにしたいという。


主人公は監督自身がモデル。

主人公、松山はある兵士から、「ハガキは読んだと妻に伝えてほしい」と、


一枚のはがきを渡される。

ハガキを書いた友子は夫と家族を亡くし、貧しい農家で暮らしていた。

監督は、「兵士が一人死ねば、残された家族も玉砕するということを

伝えたかった」という。

さらに監督は「今の私たちは戦争で犠牲になった人たちの上に立って生きている」



主演は豊川悦司、大竹しのぶ。


この作品から、監督の平和に対する気持ちを感じる。


公開は来年か?