2010年5月27日木曜日

管野美穂主演の「パーマネント野バラ」は、おすすめです!



北野監督の「アウトレイジ」がカンヌで賞を逃した。

受賞したのは、タイのえいが。

静が動を制した。

日本映画はやはり、静かに日常を描いた作品が似合う。

この「パーマネント野バラ」をみると、つくづくそう思う。

管野美穂が8年ぶりに主演を務めた作品。

管野美穂演じる、子供を連れて、故郷の村にで戻ったなおこ。

彼女の母が営む村で一件のパーマ屋さん「パーマネント野バラ」

母に夏木マリ。

ここは、村の女性たちのたまり場、

日々の悩み、悲しさ、つらさを語る場所。


どんな不幸も笑って吹き飛ばす、女たちのたくましさに

元気をもらえるのでは。

笑って、泣いて、最後は感動を。

江口洋介、小池栄子などがわきを固めています

監督は吉田大八。

原作は西原理恵子の傑作漫画。

管野美穂のちょっと抑えた演技が光ります。

日本映画の本当の面白さをぜひ、ご覧くださいね。

公開中!

2010年5月22日土曜日

時代劇のナンバー1スターは、やはり中村錦之助1

日本映画の本当の面白さは、時代劇にあると思う。

日本の時代劇映画のナンバー1スターは

やはり、中村錦之助でしょう。

後に萬屋錦之助になったが、私にとっては

中村錦之助です。

なにしろ、子供のころのヒーローですから。


最初、錦之助は美空ひばりの相手役として

歌舞伎界から映画の転出した。当時かなり反発があったらしい。


だが、「ひよどり草紙」で、デビューすると

「里見八犬伝」や「一心太助」で東映時代劇の看板スターになった。


美貌と華やかさ、スターとしての全てを備えた俳優であった。

/私にとっては「宮本武蔵」「真田風雲録」

晩年の「柳生一族の陰謀」などが忘れられない。

性格もよく、三船敏郎や勝新太郎とも仲が良かった。

スポーツ界にも多くの友人がいた。


だが、晩年は病気との闘い。

時代劇の大スターも病気には勝てなかった。

今後も、時代劇一筋のこんな俳優は出てこないでしょう。


時代劇ファンにとって、中村錦之助こそ、不滅なんです。

2010年5月14日金曜日

カンヌ映画祭開幕、北野武「アウトレイジ」有力?

カンヌ映画祭が今年も開幕した。

ベルリン、ヴェネチアと並んで世界3大映画祭。


華やかさではカンヌが上でしょうね。

この期間中、カンヌは多くの映画関係者や

観光客でにぎわいます。

これまで、日本映画も大活躍でした。


最高の賞はパルムドール。


最初に日本映画が受賞したのは

1954年、衣笠貞の助監督の「地獄門」でした。

これから日本映画に世界が注目するようになりました。

1980年には、黒澤明監督の「影武者」

1983年、今村昌平監督の「楢山節考」
1997年同じく今村昌平監督の「うなぎ」

と、受賞しています。

でも、最近、11年はパルムドーるはありません。

久しぶりに、受賞の期待がかかるのは、北野武監督の「アウトレイジ」

フランスで最高芸術賞を受賞した勢いで、賞をとってほしいですね。


さて、これまでの日本に受賞作品をもう一度観てください。

2010年5月11日火曜日

日本映画歴代ベスト3は、「7人の侍」ほか


日本映画を観れば見るほど、日本文化の

精神的な高さを感じる。

これは欧米の映画にはないものです。

日本人はもっと、日本の文化、映画を大事にしなくてはいけないね。


これまで何千本と観てきた日本映画の中から

無理して、歴代3本を選んでみた。


観た世代のよって違うが、団塊の世代の僕にはこの3本がベストだね。



まず。

1954「7人の侍」
   黒澤の映画にはベストテンに入れにべき作品がたくさんあるが

  面白さでは、断然、7人の侍がベスト。
  ストーリー、映像、キャラクター全てにおいて映画の原点。

1964「飢餓海峡」 監督は内田吐夢
   日本映画の最高のサスペンスドラマ。
   時代にほんろうされる人間の数奇な運命を描いた作品
   
1953「東京物語」 小津安二郎
   これが日本映画なんですよ。
   畳の生活が普通だった、まだ家族の絆があった古き良き時代の日本。

    この映画を観て、もう一度日本人の家庭を考えてみたい。



この、3本は今のところ僕のベスト3だね。


若い映画ファンに観てほしいね。

2010年5月9日日曜日

満島ひかりが映画批評家大賞新人賞、「愛のむきだし」

今年の日本映画批評家大賞の新人賞に

女優の満島ひかりさんが選ばれた。

このところ、活躍が目立つようになりましたね。

彼女も沖縄出身。

なぜか、沖縄は女優の宝庫かもしれない。

感性がどこか、本土各県の女性とは違い物がある。

それは、ミュージッシャンにもいえますね。


彼女が受賞の対象になったのは

映画「愛のむきだし」


新婦の父と二人で暮らす少年が、ある日ヨーコとい少女に出会い

彼女と家族が新興宗教にはまっていくのに、戦いを挑むという

ストーリー。


今年、期待のホープです。

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2010年5月6日木曜日

遅咲きの女優、吉瀬美智子


吉瀬美智子、テレビのCMやドラマでは拝見してましたが

顔と名前が一致しませんでしたが

最近、何かと気になってきました。

あの色っぽさは最近の女優にはないものだなと。

元々はファッションモデル、スタイルは抜群。

モデルに色気はいらないが彼女は色っぽい。

聞けば、もう35歳とか。

なぜ、ここまでほっといたのだ。

1975年福岡出身。

注目されたのは、「ブラッディーマンディ」でセクシーなテロリストの役で注目。


その他「のだめカンタービレ」
「蘇れ金狼」など。


今注目はテレビ朝日のドラマ「ハガネの女」


これまでも役とは全く違う、すっぴんの教師。
子供相手に色気を捨てて大活躍。

彼女の新しい面がみられます。

この役がこれからの彼女の演技や作品の幅を広げる

きっかけになることは、間違いないでしょう。


2010年、遅咲きの注目すべき女優ですね。

2010年5月2日日曜日

満島ひかりの「川の底からこんにちは」で元気を出そう



今、日本の若手の女優で、人気急上昇中が

満島ひかり。

以前にも紹介したけど、演技力もあり不思議な存在感を

感じさせる女優です。

その、彼女の最新作が今話題になっています。

今の時代、何事もうまくいかず、仕事も結婚もできず

自分で、
川の底、どん底と思っている若い世代にぜひ、観てほしい映画です。


故郷を飛び出し、東京で暮らしてみたけど、恋人にも捨てれれ、

仕事もうまくいかない、

そんなとき、父は倒れ、故郷の傾きかけたシジミ工場を継ぐことになった、


周囲の目は冷たい。

本人もやけくそ、どうしようもない、どん底だと思っている。


でも、そこからが強い、

どん底に落ちたら、あとは這い上がるしかないと。


しょうがない、やるしかないかと、開き直る。

彼女の故郷、沖縄にも「なんくるないさ、なんとかなるさ」という、

言葉がある。


何事もうまくいかず、落ち込んでいるあなたに観てほしい映画です。


公開中「川の底からこんにちは」