2010年3月27日土曜日

原節子はどうしているのでしょう。



女優、原節子
今、どうしているのでしょうね。
いつも気になるんです。

時代は変わっても、日本の女優のナンバーワンは

原節子でしょう。美しさでも。

1920年生まれですから、もう88歳ですね。

1963年に小津安二郎監督がなくなって、その葬儀に顔を出したから

私たちも前から姿を消し、突如スクリーンから引退

鎌倉でひっそりと暮らしていた。

だが、2年前に都内の介護付きマンションに引っ越したとか。

大女優の「突如の引退はよくグレタ・ガルボに比較された。

原節子は日本人最初の国際女優でもあるんですね。

1937年に日ドイツ合作の「新しき土」でヒロインを演じています。

彼女の美しさは決して、日本的ではなく

どちらかというと、バタ臭い顔なんですね。

目鼻立ちが大きく、日本人離れした顔と、大柄なスタイル。

外国人にも人気がありました。

そして映画は、小津作品には欠かせない女優でした。

「東京物語」「秋日和」などほとんどの小津作品に出演しています。


個人的には、小津作品以外には、

「青い山脈」「わが青春に悔いなし」などが好きですね。


原節子。小津安二郎なくして、日本映画は語れませんよ。

先ずは、小津作品を観て、原節子の素晴らしさを堪能してください。


 この商品は送料無料です。 小津安二郎 名作セレクションI

2010年3月22日月曜日

黒澤明の全作品30本が劇場で公開される1


今年は黒澤明監督の生誕100年。

それを記念したイベントや出版、DVDやブルーレーヂスク

の発売など、相次いでいます。

その、黒澤監督の全作品を劇場で再び、観る機会が

やってきました。

かつて、黒坂監督が思い出の地、コッポラやスピルバーグ

監督などを呼んで、「乱」のプレミア上映が行われた

TOHO日比谷シネマズシャンテで


これから、4月16日まで、黒澤監督の作品30本が上映されるのです。


これは、初めてですね。


ファンにとってはうれしいですね。

東京の方、近県の方、旅行で東京においでのさいは、


ぜひ、足を運んでください。

あの感動が再び蘇りますよ。


その他の情報として


CS放送の日本映画専門チャンネルでは

5月から29作品をハイビジョン放送します。

東宝では ブルーレイデイスク コレクションを発売


出版では

「体系 黒澤明」 講談社

「黒澤明 永久保存版」ムック 河出書房

など、参考に


とにかく、全作品を宝物として、手元に置きたいですね。

2010年3月20日土曜日

日本映画の名優、高峰秀子


かつての大スターもスクリーンから遠ざかると

さびしいものですね。

時々、あのスターは、女優はどうしているかと思います。

その一人に、高峰秀子がいます。

日本映画史に残る大女優ですね。

1924年生まれですから、85歳。健在です。

5歳で子役でデビュー。

子役から大女優になったのも、珍しいのです。

でこちゃんの愛称で親しまれ、天才子役といわれました。

日本映画で初めてカラーの映画が51「カルメン故郷に帰る」

めずらしいストリッパーの役でした。

僕が子供のころ、感動したのは、54「二十四の瞳」ですね。

その、小豆島のロケ地や学校が残っているのはうれしいですね。


成瀬巳喜男監督の「浮雲」も好きな作品です。


その、高峰秀子も1979年木下恵介監督の「衝動殺人 息子よ」を

最後に引退したのです。


引き際も大女優らしいですね。


でも、エッセイを多数発表したり、「私の渡世日記」など、

ベストセラーも残しています。

その彼女の作品をDVDやビデオで観ることができるのも

いい時代なんでしょう。


日本映画のファンなら、永遠に忘れることのできない大女優です。

2010年3月14日日曜日

今年注目の女優、北川景子「花のあと」


女優とは、ただ美しいだけ、スタイルがいいだけ

では、女優にはなれない。

見た瞬間に、華がなければいけない。

外見の輝きだけでなく、内面から湧き出てくる
魅力がなければいけない。

そんな女優の中で、今年注目株の一人が

北川景子でしょう。

日本人女性の柔らかな美しさ、ソフトな色気、

知性、欧米の女優にはない、魅力の持ち主。

僕にしては最高の賛辞だけど、

女性からみても、理想的なタイプの女性らしい。


2006年[間宮兄弟」でデビュー。


順調な女優人生を歩んできた。

今回初めて時代劇に挑戦した。

中西健二監督の「花のあと」。

人気時代劇作家、藤沢周平の短編小説の映画化。

山形県の海坂藩を舞台に、江戸時代の自由恋愛が禁じられたころ

内に秘めた熱い思いを遂げようとする女性の心を描いた

女性は主人公の時代劇。

これは、北川景子にとって、新境地を開く作品になることでしょう。


映画は13日から、公開されていますので

映画館で北川景子の新たな魅力に酔ってください。



 【DVD】間宮兄弟邦画

2010年3月10日水曜日

北野武監督が仏最高の勲章を授与



映画監督の北野武監督が
フランスから最高の勲章

仏芸術文化勲章を授与された。

これは、すごいことなんですよ。

アカデミー賞なんかよりも、もっと価値が高い。

ヨーロッパの芸術文化の中心であるフランスで

北野武監督の作品、芸術活動が最高であることを

認めたわけです。


これまで、日本人では、建築家の丹下健三氏、作家の大江健三郎氏の二人。


今の日本の芸術文化の代表が北野武さんであることです。


なぜか、彼の映画は国内よりも欧米での評価が高い。

それが不思議でならない。

それは、北野武が、コメディアンであり、テレビタレントであり、
司会者であり、マルチ人間であるために


専門の映画監督として認めたくないというのが国内にあるのかもしれない。

そとから、みたほうが、もっと北野武を理解することができると思う。



先ずは、北野作品を観ることですよ。

デビュー作の「その男、凶暴につき」
ベネチア、グランプリの「HANA-BI」など。


パリでは、ポンピドー芸術文化センターで

11日から、3ヶ月間にわたって、北野作品を上映するという。


先ずは、おめでとう。

2010年3月6日土曜日

日本アカデミー賞は「沈まぬ太陽」




今年の日本アカデミー賞の作品賞は

「沈まぬ太陽」が獲得した。
話題性もあり、社会的なテーマのこの作品が受賞したのは

順当かもしれない。

原作は山崎豊子のベストセラー小説。

ある航空会社で冷遇されながらも、自分の信念を貫いて

激動の昭和を生き抜いた男の物語。


誰の目にもモデルは、日本航空JALである。

主演男優賞はこの作品の主演、渡辺謙さん。


いまや、日本を超えて、拠点をハリウッドに移しているが


日本映画界をリードしていく人ですね。


主演女優賞は「ヴィヨンの妻」の松たか子。


この日本アカデミー賞はもう33回目になるが

今一つ、話題にならない。

ハリウッドのアカデミー賞のように派手にしなくてもいいが


もう少し、映画界を盛り上げるイベントとして

ショーアップし、
日本映画界最大のお祭りにして、テレビ中継で、盛り上げてほしいね

地味すぎます。


今回賞をとった

「沈まぬ太陽」
「ヴィヨンの妻」
「ディアドクター」
「剱岳 天の記」


を、観てください。