2010年6月19日土曜日

戦争は美しくない!映画「キャタピラー」



6月23日は「慰霊の日」です。

その日を知っている日本人は少ない。

その日は太平洋戦争の沖縄戦が終結した日です。

日本で唯一、地上戦が行われた沖縄。

総司令官の牛島中将が自害して、降伏した。

多くの犠牲者を出した沖縄では、その日を

「慰霊の日」として、沖縄戦没者慰霊祭が糸満市で行われます。


その日を前に、ベルリン映画祭で、寺島しのぶさんが、


主演女優賞を受賞した映画「キャタピラー」が公開される。


物語は、太平洋戦争中のある村を舞台に

中国戦線で両手足を失い、復員した傷痍軍人とその妻の姿を通し

戦争の不条理や戦争の醜さを描いた作品。


監督は若松孝二。

主演の寺島しのぶさんは、「戦争美化の映画が多い中、戦争はきれい事では

ない事をこの映画から感じ取ってほしい」という。

いまだに戦争の傷跡が消えない、多くの基地を抱える沖縄で

先行上映される意義は大きい。

全国公開は8月から。

2010年6月14日月曜日

美人女優6人の競演「Flowers」。




今の日本映画界の代表的な美人女優が

勢ぞろいした夢の競演映画が公開された。

「Flowers」フラワーズ。

昭和から平成まで3代にわたる6人の女性たちの生き方をえがいたもの。

物語は昭和11年から始まる。

親に決められた結婚に反発した潦が、結婚式当日に

家を飛び出したことから始まる。

その彼女が生んだ3人の娘たちの時代になり、


それぞれに新しい女性の生き方を模索する。


それぞれの役が主役だと思う、

蒼井優、竹内裕子、田中麗奈、仲間由紀恵 鈴木京香

広末涼子など、


豪華な女優陣。


こんな映画は初めてではないでしょうか。

こうなってくると、男はどうでもよい。

彼女たちの美しさをスクリーンで観ているだけでよいのです。

監督は小泉徳広。

日本の女性を元気にしたいのだそうです。

2010年6月10日木曜日

「アウトレイジ」日本でヒットするか?北野武


北野武監督の「アウトレイジ」が公開された。

カンヌでは話題にはなったが、賞はとれなかった。


日本よりは海外で評価が高い北野映画。

本質的にヤクザ映画は好きではないが

なぜか、北野作品にはひきつけられる。

その中でも「ソナチネ」は好きな作品で、海外でも評判はいい。


今回の「アウトレイジ」

やくざの構想を描いた一連のバイオレンス映画。

でてくる連中はみんな悪人。

こんな映画も珍しい。

家族ではとても、観られない、ましてお茶の間では観ないでしょう。



でも、こんな映画があってもいい。

ヤクザ映画も日本映画の特徴。

「仁義なき戦い」も日本映画の歴史に残る作品だし。


観てから、判断すればいいね。



その前に


「スマチネ」
その男凶暴につき」
「HANA-BI」は

観ておいたほうがいいですね。

2010年6月7日月曜日

映画「告白」に世界が注目!



中島哲也監督の映画「告白」が公開された。

物語は

自分の娘を教え子に殺された中学教師の母親が

生徒を告発する物語。

殺された娘の母親を松たか子が演じ

犯人の生徒の母親を木村桂乃が演じている。

子供と母親の関係、今の社会で子供たちがどう生きるかを問う

社会派ドラマ。


カンヌ映画祭でも上映され、世界の映画関係者の注目を集めた。


ハリウッドからは早速、リメークの依頼が来ているという、


英国や香港など海外での配給も決まっている。

中島監督は、もしリメークされたら、松たか子の役は

ニコール・キッドマンにやってほしいという。

今後もどんどん、日本映画がアメリカをはじめ

世界各国で配給され、上映されるように期待したい。

2010年6月4日金曜日

上海日本映画週間始まる!

上海万博で中国、上海は活気に満ちています。

高度経済成長を続ける、中国の底力を感じますね。


その上海で、いよいよ上海日本映画週間が始まります。

古い古典的な名作ではなくて

今の日本映画が上映というのがいいですね。


主な上映作品は

南極料理人
隠し砦の3悪人
人間失格
お兄ちゃんの花火
天使の恋

など、現代的な今の日本の映画です。

上海の人たちに日本映画がどんなふうに理解されるか

興味深いですね。


ゲストには、映画監督の滝田洋二郎、

俳優の常盤貴子、市原隼人サンらが出席の予定です。

これからの日本映画はどんどん、アジアに目を向けべきだと思いますね。



6月13日から~19日。

大いに注目したいですね。

http://cjiff.net/index.html

2010年6月1日火曜日

夢を実現してますか、「RAILWAYS」




いきなりですが、あなたは夢を実現してますか?

子供のころ、夢中になったもの、

将来は野球選手になりたい、政治家になりたい、

先生になりたい。

みんなそれぞれ夢があったと思います。

夢で終わることが多いですね。


この映画「RAILWAYS」は、幼いころ、電車の運転手になりたいと

おもっていた。


50才目前になって、仕事に追われ家族もかえりみなかった自分の人生を


振り返り、子供のころの夢を実現することで、やり直す。

どんな形であれ、この男は幸せだ。

島根県という風土を描きながら、夢とは家族とは何かを

考えさせられる感動ストーリーです。

これこそ、日本映画です。


悪い人が出ないのがいいですね。


監督は島根県出身の錦織良政。

主演は中井喜一、その妻を高島礼子が演じています。


電車好きにもたまらない映画ですね。

80年間走る続けたデハニ50.


公開中です。