2010年10月12日火曜日

昭和の大スター、池部良逝く、



日本の昭和に映画史を語るのに欠かせないスター、

池部良が逝った、92歳。

92歳とは大往生であるが、映画ファンにとってはさびしい。

池部良は万年青年だったから。

デビュー当時から晩年までさわやかな青年のイメージを

持ち続けた俳優も珍しい。

1941年に、「青い山脈」でデビュー。

当時33歳の池部良が18歳の高校生を演じた。

これはすごいよ。


僕にとっては、小学生のころ観た、1950年の「暁の脱走」が


強烈な印象として残っている。

確か、ラストシーンで逃走する池部良と山口淑子の二人が

後ろから、拳銃で撃たれて倒れるシーンは、忘れられない。


そして、川畑康成の「雪国」で岸恵子との共演。


高倉健との「冬の華」など、


知的な役からアウトローまで、幅広く演じてきた。


彼の才能は俳優としてだけではなく、作家としても、評価されている。


甘いマスクとスマートさは永遠です。

もう一度観たい作品


「暁の脱走」

「雪国」

「冬の華」