2010年6月19日土曜日

戦争は美しくない!映画「キャタピラー」



6月23日は「慰霊の日」です。

その日を知っている日本人は少ない。

その日は太平洋戦争の沖縄戦が終結した日です。

日本で唯一、地上戦が行われた沖縄。

総司令官の牛島中将が自害して、降伏した。

多くの犠牲者を出した沖縄では、その日を

「慰霊の日」として、沖縄戦没者慰霊祭が糸満市で行われます。


その日を前に、ベルリン映画祭で、寺島しのぶさんが、


主演女優賞を受賞した映画「キャタピラー」が公開される。


物語は、太平洋戦争中のある村を舞台に

中国戦線で両手足を失い、復員した傷痍軍人とその妻の姿を通し

戦争の不条理や戦争の醜さを描いた作品。


監督は若松孝二。

主演の寺島しのぶさんは、「戦争美化の映画が多い中、戦争はきれい事では

ない事をこの映画から感じ取ってほしい」という。

いまだに戦争の傷跡が消えない、多くの基地を抱える沖縄で

先行上映される意義は大きい。

全国公開は8月から。