2009年12月28日月曜日

新年の邦画は「おとうと」で幕開け



家族とは、人生とは、何か。

いま、日本社会が潤いを失い、家庭内のかなしい
事件が毎日のように起きている。

そんな日本社会に生きる人たちに、夢と希望を与える作品を
撮り続けている、心優しい映画監督が山田洋次監督。

僕も一度お会いして話したこともあるますが

大変まじめな優しい人です。

だから、「男はつらいよ」「息子」「幸せの黄色いハンカチ」など

日本の家族をテーマに、映画をとる続けてきたんですね。


今回の「おとうと」も、そんな家族の優しさを描いた作品。

東京の郊外で夫亡き後、小さな薬局を営みながら一人娘の小春を
しだててきた姉と、
大阪で何一つ成し遂げることができずっ問題ばかり起きしている

弟鉄郎。

音信不通の弟が小春の結婚式に突然現れ、酔っぱらって大暴れ。


昭和の時代に育った姉と弟の切りたくても切れない絆、

平成の時代に生きる娘の目を通して描いています。


姉には「母べえ」の吉永小百合、弟には、最近
俳優として存在感を示す笑福亭鶴瓶、

娘小春に、若手女優の演技力ナンバーワンの蒼井優。

役者がそろっていますね。

何か弟に、寅さんがだぶって映るんですね。


この映画を見ると、一番大事なのは[家族なんだということがよくわかります。

いま、家族とうまくいってない方、
この映画を見ると、考え方が変わりますよ。


心やさしくなる映画です。

2009年12月21日月曜日

映画「のだめカンタビーレ」が海外でも公開!



日本映画が元気だ。
でも、国内で元気でも、海外で日本映画をアピール
出来なくてはいけないよ。


そのてん、「のだめカンタビーレ」が香港、台湾など
アジアで公開が決まっているという。

原作が漫画というのは、あまり気に入らないが

中味は相当いい出来だ。

内容は、皆さんご存知のように
ピアノの才能はあるが、ごみためのような部屋で生活している
音大生(野田恵)が、指揮者を目指す千秋に恋をして
成長していくという、ラブストーリー。

主演は、僕も好きな上野樹里、相手役には玉木宏。

共演者も豪華だ、

主役を食う、竹中直人、山田優など。


これは、2部作になっており、後編は4月から公開。


漫画ーテレビドラマー映画というパターンが多くなってきた。

まあ、映画を見てください。

公開中です。

2009年12月18日金曜日

黒木メイサに一言。




僕が最も期待する女優は黒木メイサ。

日本の女優にはない、感性と雰囲気を持っている。

まだ、21なのに、ベテラン女優のような貫禄があり。

若い人には、古いと思うかのしれないが

あの、ローレン・バコールのような雰囲気がある。
目の輝き、眼力がすごい。

舞台もぜひ、続けてほしい。

演技力は舞台で磨かれる。

ところが、最近どうもくだらない映画に出ている。

漫画チックな作品や、SFアクションはあまり出ないほうがいいよ。


とくに、ゲームを映画化した作品はやめたほうがいい。

「アサルトガールズ」なんか、最たるもの。

仮想ゲーム空間で戦士たちがモンスターと闘う映画なんか

黒木メイサでなくてもいい。


これからは、作品を選んで、黒木メイサにしかできない映画、

黒木メイサの魅力が発揮できる作品を選んでほしいね。


テレビドラマだけど「風のガーデン」は良かった。


人は最期に何処に還るのだろう。倉本聰脚本『北の国から』『優しい時間』に続く、富良野三部作...

2009年12月13日日曜日

日本人なら、お正月は「釣りばか日誌20」




国民的日本映画も、「男はつらいよ」寅さんシリーズ
なきあと、「釣りバカ日誌」が唯一、楽しみだったのに

今回で最後になったね。

残念だし、さびしいね。
シリーズ開始から22年、平成という時代を明るくしてくれた
作品でした。

一流企業の悩める社長、スーさん(三国連太郎)と
万年平社員の釣りバカ、浜ちゃん(西田敏行)の
名コンビ。

この、両極端の二人の織り成す物語に


笑い、感動し、希望を見出してきた。

景気が落ち込み、自殺者が増え、多くの人が職を失う
この暗い時代こそ、

このような、映画がほしいのに、残念だね。


今年のお正月は、「釣りバカ日誌ファイナル」で、

最後のシリーズを楽しみたいと思う。

舞台は、北海道。

スーさんは美しい大自然の中で釣りを楽しむが
業績不振や遺産相続で悩みは増すばかり、

心労でスーさんが倒れた、そこで浜ちゃんが立ち上がる。


さて、ラストはどうなる?


26日から公開です。

これまでの作品はぜひ、全部そろえたいね。


こちらです。


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2009年12月11日金曜日

黒木メイサが日本映画界を支える、再び舞台も




黒木メイサ、今僕が一押しの日本の女優だね。


これまでの日本の映画界にいなかったタイプの女優。

沖縄出身らしい、情熱的な雰囲気はまるでラテン系の雰囲気。

16歳で、つかこうへいの舞台で主役で衝撃的なデビュー。

そして、今や日本映画界にはなくてはならない、クールビューティーな
魅力の女優になった。

もう、」ベテラン女優の雰囲気だけど、まだ21歳。


中村獅童なんか、目じゃないよ。


これからが、彼女の女優として飛躍する時期、

無限の可能性を秘めている。

国際女優としても充分通用する、女優だと思う。


その、黒木メイサが原点に戻って、つかこうへいの舞台に出演するという。


映画やテレビだけではなく、舞台にも情熱を見せる黒木メイサ。


彼女の魅力はそこにある。

自分の原点は舞台だということを常に忘れないでいる。


舞台は「飛龍伝 2010ラストプリンセス」。


2月3日から、東京・新橋演舞場

2月26日から、 京都、南座


生の舞台の黒木メイサを観てみたいね。


これまでの、黒木メイサの作品もよろしく。

2009年12月9日水曜日

森繁さんの作品を観よう

今年、亡くなった俳優の森繁久彌さんに

「国民栄誉賞」が贈られる。

生きているうちにあげてほしかったね。

日本を代表する俳優であることは間違いない。

大衆芸能の分野で初めて、文化勲章を受章したのも
森繁さんである。

俳優であり、歌手であり、ミュージカルスターであり、

エッセイストであり、喜劇からシリヤスなドラマまで

なんでも一流にこなす人。


こんな役者はもう出ないね。


森繁さんの「人生がそのまま、昭和芸能史なんです。


ぼくは、映画スターとしての森繁さんが一番好きだ。

「夫婦善哉」
「駅前シリーズ」
「社長シリーズ」

など、喜劇役者としてのイメージが強いが


「海峡」
「小説・吉田学校」

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」がすきだね。


いまは、DVDで観れるいい時代です。


若い人に、森繁作品を観てほしいね。

2009年12月7日月曜日

松本清張作品を観よう、読もう





今年は松本清張、生誕100年。

「ゼロの焦点」をはじめ、多くの松本清張原作の
作品が映画化されている。

学生時代に、「松本清張全集」を買ってきて、読破した。

普通の純文学より面白く、のめり込んでいったね。

また、映画にも一番向いている、小説だと思った。

かれは、普通の作家に比べて

貧しい家庭に育ち、当時の高等小学校しか出てないのだ。


福岡出身といわれているが、本当は広島県生まれ。

家が貧しく、父親が定職を持たなかったために、各地を転々としたらしい。

それでも、」本だけは好きで、貧しい中で本を読み、プロレタリア文学に
ひかれていった。

彼が、朝日新聞広告部でアルバイトをしているときに書いた
「西郷礼」が週刊朝日に入選、
1953年に「小倉日記」で芥川賞を受賞し

作家へのスタートを切った。


そのごは、ご存知のように


「点と線」「砂の器」「わるいやつら」「けものみち」など


作品はみんなベストセラー。

次々に映画化されていった。


小説は読んだことがなくても、松本作品の映画は多くの人が観たのです。


私の好きな松本作品の映画


ベスト3は  1 砂の器
        2 ゼロの焦点
        3 天城越え


です。あなたは松本作品を読みますか、それとも観ますか。


松本作品から、日本が見えてきますよ。

それから、北九州市に松本清張記念館があるので

旅のついでにご覧になってください。

2009年12月6日日曜日

世界の有名日本人は今でも、黒沢、三船。




世界の国々で、知っている日本人は誰ですかと聞いたら

昔も今も黒沢明、三船敏郎と答える。

世界の人が知っている有名日本人は黒沢と三船なんです。

それだけ、映画の影響が大きいんですね。

それも時代劇を通しての日本人のイメージ。

日本人ーサムライ。なんですね。

だから、今でも日本には、侍がいて、ちょんまげを結っている
と思っている人も少なくない。

なかには、S0NYという国の中に日本があると思っている人も

いるとか。


時代劇が悪いとは言わないが現代の日本も映画を通じて

アピールする必要があるね。


それには、欧米で日本映画を上映する映画館を増やさなければ。

日本映画を世界に発信する配給を考えるべきだよ。


かつて、アメリカがそうであったように


映画は外貨を稼ぐ大きな手段だ。

国の宣伝効果も大きい。

アニメはその効果を発揮しているが、実写の日本映画も

アジアだけではなく、世界へ羽ばたけ、


黒沢明と三船敏郎が日本映画を世界に知らしめた功績は大きいね。


もう一度、黒沢作品を観てください。

2009年12月5日土曜日

邦画は2時間で日本史が学べます。

映画を観ていますか。

最近、日本映画が元気がでてきたのでうれしいですね。


本を一冊読みには、2時間では無理ですが

映画は2時間で、本一冊分の知識を得ることもできるんです。

映画のジャンルも時代劇、現代もの、

アクション、青春ドラマ、ホラー、サスペンス

いろいろですね。


映画の登竜門としては、ジャンルにとらわれず、話題作は何でも観て、


結果として、好きなジャンルを選べばいいと思いますよ。

歴史が好きなら、安土桃山じだいから、江戸時代、明治と

観れば、日本の歴史はよくわかりますね。

歴女、歴士なら、時代劇は欠かせません。


本を捨てて、映画を観よう。

2009年12月4日金曜日

日本人なら邦画を観よう

映画ファンの皆さん、毎日映画を楽しんでいますか。

映画は娯楽だけど、芸術でもあるんですよ。

映画はお好き?

ハリウッドの映画が好き?

それもいいけど、日本人なら日本映画を観てほしいね。

僕もひところ、ハリウッドの映画ばかり見ていた時期があった。

それは、日本映画が衰退して、お見白くなくなったから。

ついに韓国映画にまでおされてしまった。

でも、最近、なぜか日本映画が元気がでてきた。

というよりも、ハリウッドの映画が急速に衰えたせいかな。


とにかく映画はその時代を映すもの。

昔の映画を観ていると、それが実によくわかるよ。

一緒に日本映画の歴史なども勉強しようよ。」

いまは、いい時代だ、
見たければDVDで、いつでも好きな作品を観ることができるんだから。


ではまた、明日の心だ!