2010年2月21日日曜日

寺島しのぶ、ベルリン映画祭で花開く



女優、寺島しのぶが、第60回ベルリン国際映画祭で

最優秀女優賞を獲得した。

「日本昆虫記」の左幸子
「サンダカン八番娼館」の田中絹代に次いで

日本人として3人目の快挙。

父、尾上菊五郎
母、富司純子を持つ、

名門の女優が世界三大映画祭のベルリンで花開いたのである。

彼女の出演作品は

若松孝二監督の「キャピタラー」。


第二次世界大戦で手足を失って帰還した夫の生き方に

疑問を抱く妻の役。

戦争のむなしさを夫婦の生活を通して訴えた映画です。


ここで、個性派女優、寺島しのぶが、やっと開花したと言えるでしょう。


これまでも、「ヴァイブレータ」

「愛の流刑地」など

大胆な演技には定評がありました。

いまいち、母を超えられなかったのですが
今回の受賞は、母を超えた証。


テレビでも、「龍馬伝」でも好評。


今年は、ますます寺島しのぶから、目が離せない。

個性的でマイペースの寺島しのぶが、
野本映画をリードする女優になりそうです。

2010年2月15日月曜日

田中絹代ぶんか館について



田中絹代って、知ってます?

若い人は、あまり田中絹代さんの映画は

観てないでしょうね。

そこで、簡単にしょうかいすると、

日本の映画史上で最高の大女優。

僕が個人的に思うのは、
歴代女優のベスト3は、田中絹代、原節子そして、吉永小百合

だとおもう。


大正、昭和にかけて、日本映画の大スター。

カンヌ、ベネチア、ベルリンでも賞をとった。

なんといっても、上原謙との共演の「愛染かつら」でしょう。

「西鶴一代女」「雨月物語」でベネチアで女優賞を獲得。

僕にとっては、1974「サンダカン八番娼館」ですね。

国際的にも、高い評価を得た作品でした。

それから、「伊豆の踊子」の最初の主演女優が田中絹代なんです。


その、田中絹代さんの記念館

「田中絹代ぶんか館」が、山口県下関市にオープンしました。

下関は田中さんのふるさと。

歴史ある市有形文化財の旧逓信省の3階建の建物を

レトロ調に改装したものです。


1階がふるさと文学館
2回が「田中絹代ぶんか館」
 田中絹代の遺品、出演映画の台本や映像資料、
愛用の家具など100点余りが展示されています。



ぜひ、若い人も足を運んで、昭和を代表する大女優を

知ってほしいと思いますね。


お問い合わせは、 083-250-7666です。

2010年2月12日金曜日

気になる女優、栗山千明

女優、栗山千明。

なんとなく気になり女優です。

頭がいいのか、天然なのか。

女優としてよくがあるのかないのか、

よくわからない、不思議な女優である。

彼女を初めて見たのは、映画「キル・ビル」の女子高生役。


とらえどころのない、大物女優の予感がした。


性格は女性的というより、オジサン的。

休みの前の日には、遅くまで飲んで

翌日は昼間で寝ている。

ほとりで居酒屋に行ったり、カラオケやラーメン屋でラーメンを食べていたり


あまり、周囲の目は意識しないタイプ。


今月は、「機動戦士ガンダム」の主題歌、「流星のナミダ」を発売する。


今年はもっと意欲的な、栗山千明を見せてほしいね。


伯父さま族にも好かれるというのはいいよ。

2010年2月9日火曜日

映画「ディア・ドクター」がナンバーワン、キネマ旬報



キネマ旬報が選ぶ、去年公開された、日本映画の

ベストワンに、「ディア・ドクター」が選ばれた。

最近はキネマ旬報を知らない映画ファンも多い、

あまり、一般的でなく「スクリーン」などのファン雑誌とは
違うから。

でも、今でも日本で一番権威があり

数々ある映画の賞よりは、キネマ旬報で選ばれるほうが、うれしい。


今年で83回目。


1いには、西川美和監督の「ディア・ドクター」が作品賞に選ばれた。


へき地医療や現代の世相に鋭く切り込んだ人間ドラマです。


村でただ一人の医師、伊野が突然失踪する。
村人たちは彼に全幅の信頼を寄せていた。

かれに、」何があったのか。


主演はこの作品で初主演の笑福亭鶴瓶。

ついに、主演男優賞までとってしまったのである。


このところ」おとうと」など映画で俳優として大活躍。

とうとう、日本を代表する男優にまで、なってしまった。

作品2位は「ヴィヨンの妻」
この作品で松たか子が主演女優賞を獲得。



2009年の日本映画の水準は高い。


まだの方はDVDでご覧ください。



ディア・ドクター(初回限定版) / 笑福亭鶴瓶